中古パソコンを買う際の注意点

■ パソコンも値上がり傾向の昨今

ウィンドウズ10のサポート期限が10月に迫っています。
年初から買い替えやアップデートをそろそろ・・・と考えている方も多いかと思います。
「パソコンがずいぶん高くなったね >_< 」と久々に家電量販店を覗いたお客さまが嘆いていました。
円安の影響や昨今の部材高、その他諸々で、ここ数年のうちに価格が1.5倍くらいになったイメージです。

また、10年前に比べて環境の違い、スマホの普及(ご高齢の方の使用率が最近目に見え増えてる!)
やWi-Fi環境の向上など、一般家庭では必ずしもパソコンが必須ではなくなってきていて、
「あまり使わないけど一応パソコン欲しいので・・・安い中古で」という声がちらほらあります。

当社では、中古の再生パソコン(国産です)も新品とともに扱っていて、結構人気なのですが
年代が新しいことや程度が良好ということもあり中古としてはやや高め
(整備もしっかりしていますし各種設定も込みなので)、
な格安PCを求めていらっしゃる方ですと
ご案内がしにくいことも。(かなりお得なんですけどねぇ〜 ( ◠‿◠ ) )

それでもご予算は皆様それぞれ!お得に購入できるに越したことはないと思います。ただし・・・・

■ 格安中古パソコン、これ大丈夫?

安くて品質も良ければそれが一番ですよね。ご家庭向けのパソコンならなおさらで「ネット見るだけだから・・」
という方はそこまで高性能な機器はいらないとお考えになるのが当然です。
中古パソコン(再生パソコンとかリフレッシュPCとか色々呼び方がある)はネットの専門ショップも多いですし、
官公庁や企業のリユースパソコンを購入できる有償譲渡会なんてのもあって格安で購入できるケースも多いです。

本体が3〜4万円程度で、上位のプロセッサー(インテル入ってる!Core iシリーズとか)
でSSDになってて、かなり高速なものも見かけます。「お〜安いねぇ!」と一瞬思うのですが・・・
あらっ!っと思うことが多々あるのです。

■ 格安パソコンのココだけは確認して!

細かいチェックポイントは沢山あるのですが、最大に注意して欲しいのはプロセッサーの性質(年代)ですかね。
安めの機器は、外装は清掃して一見きれいだけど型式(年式)が明らかに古い場合も多いです。
Intel Core i5(インテル入ってる!です)だからOKっしょ、、と考える方も多いのですが、
コアシリーズは2008年頃からすでに販売されていて、現在14世代と進化してます。
同じ名称のCPUでも別ものでWindowsの進化とともに性能を上げています。
※2008年というとまだWindowsXPが主流だったころですね〜。

で、そのプロセッサーなのですが以前にも触れた世代が重要で、特に今だと「ウィンドウズ11に対応している」
ということが最も重要です。例えば、比較的新しいですが2017年、2018年ごろ流通していたパソコンは
インテルプロセッサーで言うところの第七世代だったりして・・・正式にはWindows11に対応していません。

でも11で売ってるよ!といわれるかもしれませんが、ここが最大の注意点だと思ってます。

■ アップグレードはできるが。。。

ウィンドウズ10のサポート切れ対策ですから、次のパソコンは当然中古でも11が必須ですよね。
前述した古めのパソコンでも、多くはWindows11になって販売しています。正式対応してないと申し上げましたが
ちょっとしたテクニックでアップグレードは可能なのです。
・・・では問題ないのでは?と考えるのは要注意で、思わぬリスクを伴います。

■ では何が問題なのか

端的に話すとアップグレードは可能だが、メジャーアップデートは不可という事、
少しわかりにくいのですが、もっと端折るとウィンドウズ11のバージョンがもう上がらず短期間で
サポート切れになるというリスク
です。
Windows10がサポート対象から外れるから買い替えるのに全く同じように期限切れになるということ、
(買い替えの意味がありません)安全・安心に使いたいからまだ動作するパソコンを買い替えるのですから
最も注意しなければならないポイントだと思います。
それ以外にも細かく要注意ポイントがあるのですが長くなるのでココまでで、
これからWindows PCにもAI搭載が主流になるでしょうし、
やはり中古品でも性能に余裕があるものを選んだ方が得ではないかと・・・・

パソコンの寿命は性能とともにある ٩( ‘ω’ )و


※参考 メジャーアップデートとは・・・・
正式?にはFeature Update、Windowsの機能更新プログラムで
新たな機能が追加されるなど、OSの設計が大幅に改良された
バージョンアップのことです。
更新を行わないと順次サポート切れになり、
PCの動作不良の原因や安全性などに問題が出る場合があります。
ちなみに2022年に提供されたWindows11(Ver.22H2)
はすでにサポート期限が終了しています。Windows11の古いバージョンで
な使用している方は早めに対処したほうが良さそうです